懐かしいB10サニー
20数年前、当事としては珍しいレストアに近い状態のB10サニーに乗る機会がありました。
当事私の周りにはB110やB210は(チューニングされて)そこそこありましたがB10は既に旧く、初めての試乗にワクワクしながら乗り込みました。
私はB110のA12型の1200ccでOHVながらもビュンビュン回るエンジンが好きでしたが、そのルーツとなるB10のA10型1000ccエンジンも期待を裏切る事はなくわずか650kg!程度の車両重量しかないB10を充分活発に走らせる事が出来ました。
活発にと言っても私は当時S49年式のセリカLB 1600GTに乗っていましたので動力性能ではセリカの圧勝でしたが、セリカは約1000kg弱の車重に対してB10は650kg、今となってはどちらの車重も驚異的な軽さですが、B10の軽さから来るクルマの動きは『やっぱり軽いクルマっていいなぁ』と感心したのを覚えています。
基本的にクルマが軽いのはすべてにおいてプラス要素しかないとすら思ったくらいですしその考えは今でも変わっていません、メーカーが拘るクルマではg単位で軽く作ろうとするのも頷けます。
私の中にそんな記憶が残るB10サニーですが、近所の修理屋さんにかなり長い間置いてあるんです、雨ざらしではないのですが風が吹けば多少は濡れる屋根の下にそいつは今もジッと佇んでいます。
赤い塗装は既にガサガサですが、近寄って見てみるとクルマそのものは朽ち果ててはいないのが分かります。
内装も使い込まれてはいますがボロボロではない様子、何故かあまり似合わないアルミが付いていますがこのクルマが稼動していた当事はオシャレだったんでしょうね。
その佇まいから見て修復暦のなさそうな感じがします、私がその存在に気付いてからでも既に10年以上は経っていますが一体何年前からこの状態で置かれているのでしょう?
腕のいいレストアラーに依頼して新車同様になったこのB10が元気に走る様子を想像してしまいます、もしも蘇る事があるのなら衝突安全などでクルマが重くなってしまった今の時代、このクルマの軽さは乗り手に一種の感動を与えてくれるのではないでしょうか。
誰か買い取ってレストアしてみたい(書類あるかどうかもわかりませんが・・・)奇特な人はいませんか?
日産サニー wikipedia
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