とんでもないチューニングカーその2

GEMBALLA  AVALANCHE
アバランシェ1













アバランシェ2













アバランシェ3













アバランシェ4













80年代半ば、まだ30代のウーベ・ゲンバラが起こした新興チューニングメーカー、ゲンバラ
その代表作が930ターボをベースに作られた、アバランシェ(雪崩)と呼ばれるモデルです。
当時のゲンバラはエンジンチューニングではなく、エクステリアや内装を中心としたメーカーであり、エンジンはあの【ルーフ】から供給を受けていました。
このアバランシェは画像の通り、930をベースとしながらも、徹底的にリ・デザインされた一種独特の(キワモノ)車でした。
ドアにミラーは無く、ドアミラーのあった位置には後方確認用のカメラが内臓され、タコ&スピードメーター間のモニターに後方が映し出される凝った物ですが、左右をいちいち切り替えなければならず、決して実用的とは言えないものでしたが、スペシャル感を出す事には成功していました。
当時、新興メーカーのゲンバラは存在感を出す為にも、派手で特別な感じがするチューニングカーを製作するのが手っ取り早かったのだと思います。
また、アバランシェの弟分の様な存在の【チールス】という車もありました。

そして20数年、ゲンバラは今も残っており、ポルシェを中心としたチューニングメーカーとして確固たる地位を確立しています。
そして現代のアバランシェとして復活したのが・・・

GEMBALLA GTR 650 EVO AVALANCHE
997アバランシェ1












997アバランシェ2












GTR650エボ アバランシェです。
最近のゲンバラは随分と正統派のチューニングメーカーになっており、事実、ニュルではノーマルポルシェを寄せ付けない速さを持っています。
個人的にはこのアバランシェ、結構カッコいいと思っています。
かつて乗っていたS30Zも同じようなオレンジに塗っていたので尚更カッコよく見えてしまいます(笑)
ケーニッヒといいゲンバラといい、キワモノ扱いされたメーカーがしっかり生き残って、魅力あるチューニングカーを作り続けているのは素晴らしい事だと思います。